Meetingの二日目

 相変わらず時差で早起き。スペインはまだ夏時間。なので夜明けが午前8時をまわってからになる。明るければ散歩も可能なのだが漆黒の闇の中、外で何もすることは出来ない。幸い部屋でネット接続が出来ることが判明したので一息ついた。この集まりは"Biology of Shape"と題したもので発生学者がターゲットなのだが、従来の発生遺伝学の話題というよりもバクテリアの形態形成、オルガネラの形態形成など細胞生物学の話が多く、また最近復興してきた数理モデルによる説明、などの話題は少ない。細胞の形態形成のベーシックに立ち返って組織形成のコアな要素をもう一度探し出そうという事か。なかなかに挑戦的なテーマ設定である。夜明けと共にセッションは始まり、夕刻まで休みなく続く。日光に当たる間はほとんどない。内容が濃い話が多く、集中して聞いていたら一日終わった時点でへとへとになっていた。

 会場はビーチに面している。はるばる旅をして別世界に身を置いて、気分を切り替えて議論に没頭する事は大事だ。