東大博物館

 2/28の日記に関して、本日朝刊に紹介記事あり(日経)。骨格標本の撮影に当たっては8x10インチの大判カメラでの撮影に際して3200ワットのストロボを何台も並べ大光量で高速シャッターを切ったと言う。残る標本は300万点。本物の迫力を引き出す作業を続けてくれることを願う。

こちらの展示では鉱物の展示を駆け足で眺めた。日本各地の鉱山から掘り出された各種鉱石の原石が並べられている。いろんな色が浮き上がってたなんの変哲もない石ころなのだがここから金銀鉄などの金属が取れるのだと思うとよくも探し出したものだと感心する。展示方法に工夫がしてあって40kgぐらいの鉱石をワイヤーで吊してある。こうすると重量感が感じ取られ、更に石の裏側も見ることが出来る。

 このように写真に写したり、吊したり、光の当てひとつにとっても気が配られていることが標本のものとしての真価を伝えることに役立っているのだ。大学博物館もこれまでのように集めるだけの施設から見せて、伝える情報発信基地としての立場を取り戻す姿勢が見られたのは喜ばしい。