アサギマダラ


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 ハイキングの途中で数多く見られた。南下の途中なのだろうか。後翅の一部が欠けている所に長旅の厳しさが想われる。
 撮影した写真を拡大して見たが模様がとても面白い。

  1. 斑紋の位置。翅脈は背側(表側)に突出したものと腹側(裏側)に突出したものとが交互に現れる。ハート形にも見える白い斑紋は背側の翅脈を中心とした線対称となり、腹側の翅脈に囲まれている。背側の翅脈は斑紋パターンを決めるシグナルの発生源となり、背側の翅脈は斑紋形成の単位を規定しているかのようだ。
  2. 真っ黒な胴体部分には多数の白い斑点がある。中胸、後胸の体側部を見ると前後二列で並ぶ。下の写真を参照
  3. 脚の腹側部側は白い筋が脚に先端近くまで(?)伸びている。胴体、脚の色はクチクラの色だろう。何がこんなパターンを決めているのだろうか?

 フォーカスの合った写真を拡大した時の像に鮮明さに感動。EF50mm F1.8 II恐るべし。このレンズは軽いのでカメラを長時間持ち歩いても気にならないので気楽にとることが出来る。でかくて重いLレンズではこういう訳にはいきません。