http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20081008-OYT1T00560.htm?from=top
真のパイオニアが認められたうれしいニュース。下村先生の書かれた発光タンパク質と蛍光タンパク質の発見物語は楽しい読み物だった。
Journal of Mocroscopyに書かれたレビューは無料で読むことができる。クラゲの繁殖シーズンに合わせて北米大陸を横断してシアトルまで標品を集めに通ったそうだ。この号全体は下村博士に捧げられたものである。巻頭の序言に下村先生の経歴が書かれている。米国でとGFPの発見を果たした下村先生は日本に帰国するが3年の後にふたたび米国に戻る。ポジション的に恵まれたものではなかったようだが結局再び日本に戻ることはなかった。
ところでむかし読んだこの本はハッカーを追いつめるコンピューターセキュリティーの専門家の手記だ。その一節に著者の父親は生化学者であると書かれている。どうやらサイバーコップ下村努氏は下村博士のむすこさんのようだ。
- 作者: 下村努,ジョンマーコフ,John Markoff,近藤純夫
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1996/05
- メディア: 単行本
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