Pink & Yellow

 自転車レースのフォトグラファー、辻啓さんの写真展を初日に訪問。

会場の六甲山サイレンスリゾートは歴史ある六甲山ホテルの経営者が代わり新たにリゾートとして生まれ変わるという事だ。いまは改装された旧館がギャラリーとカフェとして使われており素敵な空間だ。ホテル本館は建て直す予定だとか。六甲山頂の別荘や施設は古いのでリニューアルの時期を迎えているのだろう。

 写真展は二階のカフェを挟んで両端をそれぞれジロデイタリアとツールドフランスの部屋として作品が展示されている。ジロの部屋には2019ジロの優勝者リチャード・カラパスの使った実車、ツールの部屋には優勝したチームイネオススペシャルのピナレロが展示されている。ロードレースは各地を転戦し入場料はない。観客は良い場所を探してキャラバンで移動し、地元の人たちは来客を歓迎してもてなす。彼らに取っては村おこしの大イベントで、プロトンが通過する一瞬を見るために数年ごと、もしくはもっと長い期間を待ち続けるのだ。辻さんの写真からはいずれのレースも熱狂する地元のファンの姿が写されている。

 辻さんと他のお客さんとでタイヤ談義になったのだがプロの間でもタイヤ幅は広くする傾向があり25cから28cを使うこともあるとか。それにつれて空気圧は低めになって5barで使うレースもあるんだそうだ。タイヤは細く、圧は高い方が良いと信じ込んで必死に10barまであげていたがそれはもはや常識ではないようだ。

https://rokkosansilence-resort.com/426-2/?fbclid=IwAR0XBc1eaSy8lh_KLUvVPZyiHaBpn0jns7Y_mcgjy65KhUcDruyPFULwdu4