体調管理について


 今回のトレッキングに行くことを決めたのは夏頃.最近は本格的な山歩きから遠ざかっていたので足慣らしと装備集めから始めた.日本の秋山くらいと聞いていた.当初はテントを持っていく予定で、それなりの装備をかついで連泊して山道を歩けるのレベルを想定していた.しかし8月に煩ったぜんそくの症状で予定していた夏山山行が全く消化できず体力も低下したので、小屋泊まりの山行に変更.体調が回復した9月下旬になって六甲山に登ったり、秋山山行を二度行って間に合わせた.

 出発前にはインフルエンザの予防接種を受け、長時間のフライトでぜんそくの症状が出ないように飛行機では十分睡眠を取るようにつとめた.おかげで喘息は全く問題にならなかった.

 トレッキングではそれほど長いのぼりくだりはなかったので荷物を背負っても膝が痛むことはなかった.4日目になって腰が痛みだしたがモーラステープを貼って、バファリンを飲んで寝たら翌日は快調だった.冷たい強風に終日さらされていると頭痛がしてきた.これにもバファリンが効いたようだ.

 トレッキング中は9-10時頃に就寝、朝は目覚めるまで寝るという方針で6時から7時半頃起きるという感じ.就寝直後に発熱することが何度もあったが大汗をかいてその後の目覚めは良かった.小屋ではホットシャワーが使えるので初日を除いて毎晩使用した.これも安眠に貢献したと思う.アイマスクと耳栓は必須.

 食事は朝・晩は小屋で出されるものをお腹いっぱいいただき行動中はビスケットをかじる程度にした.元々私は行動中は食欲がでないのでこれでちょうど良く用意した行動食はかなり余らせた.ペットボトルに入れた水を飲むようにしたが水だけではあまり飲む気がせず水分の補給は不足していた.自分でお茶を入れたりスポーツドリンクを作るなどの工夫が必要だ.