メールの功罪

 ある人にメールを送ったら自動返信でこんな返答が来た。

As many of you know, e-mail now absorbs much of our productive time, both through frequent interruption as well as sheer volume. My current response to this problem is to read my e-mail only once per week.
If you believe I must get your message immediately or if you require a response within 7 days, please forward your message, without alteration, to my assistant, xxxxxxx.

 皆さんがお気づきの通り私たちは頻繁に届く大量の電子メールで貴重な時間を浪費しています。この対策として私は電子メールを読む作業を1週間に一回に限ることに決めました。もしあなたが送られたメールが1週間以内の返事を要するものならばそのまま私のアシスタントに送り直すようにお願いします。

 電子メールは事務作業を遙かに効率化してくれた。海外の人との連絡には考えて返事を書くのに時間を要するので時差をうまく利用して彼らが寝ている間に返事を用意するといったことができる、記録も残るしもうメールなしでは仕事ができない。しかし一方でジャンクメールは増えるし同報機能で大量の、必ずしも読まなくてもいいメールが届き時間をとられるのも事実だ。もっと困ったことはメールを処理するだけで仕事をやった気になってしまいかねないことだ。メールに自分の貴重な時間を支配される不安がある。どうしたら良いものか?この人のように週一回だけしか読まないのは大胆なのだがメールを開かないと不安でおれない心理状態をどうコントロールするかが問題だ。

 旅行などでインターネットを遮断するとなんだか目の前のことに集中できる自分が居ることを発見した。

 現代人のための最良の(そしてもっとも安上がりの)リフレッシュはインターネットと新聞を絶つことかもしれない。