DREAM MUSEUM

 夢の美術館:大阪コレクションズ

 モジリアーニの髪をほどいて横たわる裸婦が売り物。

 大阪の三美術館の収蔵品を集めた展示なのだが出展されたのは国立国際美術館の収蔵品が31点,天保山サントリー美術館から6点にたいして大阪市近代美術館設立準備室からは35点。先ほどのモジリアーニやブランクーシの彫刻「眠れるミューズ」、ダリ、マグリット、それからジャン・フォーリエの「永遠の幸福」(ナメクジの交尾みたいな絵、でも確かに幸福感あふれる)、つまりで初見で印象に残った作品は全て大阪市の所蔵物だった。


 大阪市近代美術館設立準備室とは大阪市が美術館設立に向けて収蔵品を収集していたのだが財政難で建物の目処が(永遠に?)立たず、買い集めた作品を文字通りお蔵入りさせるために機能していた機関だ。このようなかたちで展示が実現したのは良いことなのだがそれだけではもったいない。いっそ全国(世界的)にOsaka Collectionとして貸し出したら良いのではなかろうか。収蔵品を持たない美術館もあるのだから一方で宿無しの巡回美術館があっても良いではないかと思うのです。

 帰途で富士フォトサロンによってから帰宅。