熊野古道ヒルクライム

 :下山途中にて

一昨年に続き今年も行っていました。昨日から雨も上がり当日は暖かい晴天で絶好にレース日和でした。レースは相変わらずしんどかったですが一昨年の反省をふまえてむやみに前を追いかけずにサイクルコンピューターを見て心拍数とペダル回転数を維持する事に専念しました。途中で後ろから登ってきたゲストの唐見実世子さん(>:
アテネオリンピック女子ロード代表)と一緒に走りました。「もういっぱいいっぱいです」などといいながら安定したペースで登っていくので後ろにつかせてもらっているうちに何人かを抜かすことが出来ました。やがて唐見さんからもおいて行かれた後の下り区間はペースが落ちまくりでした。やはり一人だけだと怠けてしまうと言うことでしょうか。
 最後1キロの激坂は前ほどの絶望感はありませんでした。落ち着いて見るとこの部分は傾斜自身よりも不規則に荒れた路面のでこぼこを乗り越えるところが難関だったようです。前回よりもちょっとだけタイムが良くなったようですがタイムは前回と変わっていませんが順位はかえって落ちてます。第四回になり増えてきたリピーターがどんどんタイムを上げているようです。小学生の子が2時間を切って完走したのにはたまげました。

 反省点は下り区間でどうしても他の人に離される事です。どうも恐怖感が勝ってハンドルさばきとブレーキングが慎重になりすぎるようです。また気温は高めでしたが下り区間では足が冷えてしまい、塩分補給もうまく行かなかったので足がつりそうになりました。

 下りは途中でお弁当が供されたり所々で立ち止まり写真を撮ったり、那智の滝まで歩いたりと道草を食いながらゆっくり戻ります。

 スタート地点に戻るとすでに表彰式が始まっておりめはり寿司やマグロの刺身など豪華な食事で大満足でした。この大会は年々選手数は増えていますがそれでも小規模な手作りの大会で、地元の方々とスポンサーのキナンは社長さん自ら陣頭で動き回って盛り上げてくださりとても暖かな雰囲気で行われました。レースクイーンも二名に増員され、寒い山頂のゴール地点で水を手渡してくれたりしてくれます。熊野は延々と続く山並みと青い海の風景はとても美しく、食事も温泉も素晴らしいのでまた練習をして参加したいと思います。

 帰りの特急の車内で自転車のタイヤが大きな音を立ててパンクしました。かえってから調べてみると後輪のサイドが鋭く切れてます。下りのどこかで石でもはねたのでしょう。パンクが走行中でなくて良かったです。19mmのチューブラータイヤ(TUFO JET-PROチューブラー)でとても気に入っていたのですが、二回走ってアウトとはもったいない。