二人の歌姫

 最近ライブ映像を見て凄いと思った二人

吉田美和

ドリカム 40万人の大合唱

 彼女らのライブツアーの模様を追ったドキュメンタリー。特に本番前の彼らの様子が印象的。気持ちが高ぶりすぎて涙を流しながらメンバーに挨拶する吉田さん。あの小さな身体で動き回り、歌いまくり、巨大なドームの観客を支配する。体力と気力のいる仕事なんだろう。9月24日の最終公演前のリハーサルで空を見上げる彼女の頬はこけていた。公演の二日後に彼女の夫が癌で亡くなったというニュースは聞いていたのだが、この番組ではついにその点に触れられることはなかった。つらいだろうにあのライブの巨大部隊を背負って責任を果たした彼女のタフさに脱帽。

中納良恵

 子供へのクリスマスプレゼントを買う際に見つけて、手が吸い付けられてしまったので仕方なく購入。いや彼らは凄いです。良く構成されたコンサートです。ブラスとストリングつきの豪華バックバンドで歌いまくり。DVD二枚で二時間半、この値段でもお買い得感有りですね。a love songなんて鳥肌もんです。中納良恵さんは小柄で、そんなに美人顔ではないのだが舞台でのオーラの発散させ方が尋常ではない。大人の聴衆が多いようで熱狂的ながらも落ち着いた良いコンサートでした。買って良かった。

追記
1.再放送有ります:「夢みるすべての人たちへ ドリカムワンダーランド2007の真実」
           12月30日(日) 深夜 0:50 - 1:50(12月31日午前)
2.たしか上記の番組でドリカムの中村正人が話していたんだと思う。30歳過ぎの彼が吉田美和が歌うのに始めて遭遇した時に自分のミュージシャンとしての人生はこの若い歌手に捧げる事を決意した、という意味の事だったと思う。圧倒的な才能に接したときに自分の身の振り方が明確になると言うことだ。