チリへ(11/6)


国境の風景
 この日は次の目的地プエルトナタレスを目指してバスで出発.チケットはバス停のカウンターでパスポートを示して購入する.予約制なので事前購入は必須.私は前々日に購入した.8:30発で2時ごろ着ということだった.立派な座席なのでらくだが飛行機でよく使う首に巻く枕があるとなお良さそうだった.3時間ほどで国境につく.ここでアルゼンチン側とチリ側のチェックを受けるが特にチリは検疫が厳しく荷物を開けて時間をかけてチェックしていた.そのために合計2時間ほど時間をとり、プエルトナタレスについたのは3時を回っていた.

 この大型バスの運転手の仕事ぶりが見事で感心した.インディオ系らしき男性だ.バスのほとんどの行程は砂利道になるが時折家畜止めの段差がある.そこの通過には慎重に速度を緩めて通過しほとんど振動を感じさせない.カーブの減速・加速も慎重.国境越えのときは乗客を誘導し、列に並ばせる.検疫の終わった荷物は素早く積み込む.その間全くの無言.しかし身振りとアイコンタクトでちゃんと意思が伝わっている.


道路脇には獣の大腿骨が落ちている

 この日の宿を取ろうと事前にインターネットで何度かコンタクトしたがどこも返答はない.カラファテの旅行社に聞いてもチリ側には連絡できないとの返事だった.スペイン語ができれば電話で話がつくところだがそういう訳にも行かない.そういう訳で現地で探すことにする.バス停をおりると宿の客引きがよってくる.その気がなさそうな降りでいくつか話を聞いてみるがうさんくさげだったのでガイドブックに載っていたIsla Morenaを探すことにする.プエルトナタレスは小さな町なので問題なく見つかり、空きがあるということでそこに決める.一泊バストイレ付きの部屋に12500ペソで泊まることとなった.次に町に出てお金を下ろし、トレッキングの用意.事前コンタクトにしっかりした返事のあったAndescapeに立ち寄る.英語が堪能な若い男性が応対してくれたがこちらの予定日数を聞いてルートと宿泊の選択肢を提案してテキパキ必要事項を決定してくれるのであっという間に予定は決まった.すぐに小屋に電話をして予約完了.その後スーパーでトレッキングの行動食を購入し、パスタの夕食をとってから宿に戻る.


Isla Morenaの前を歩く通学の親子