Australia Day 5

 入国以来初めての晴天。日向で浴びる日光はとても強い。しかし日陰に入ると途端に冷たく、とても乾燥していることがわかる。

 今日は学会最終日。その午後のセッションで話した。自分は発表前には緊張するたちなので昼は一人でHarborの船とカモメを眺めて過ごす。発表自体は無事に終えることができ、何人かの人から好意的なコメントをもらうことができた。しかしまだ大事な仕事が残っているので安心はできない。

 最後のPlenary Lectureはイギリスの大御所John Gurdonだ。実験発生学の歴史を体現するような方だが未だ現役で実験をされると聞く。今回も昔話ではなく再生現象の解明に向けての体細胞核のreprogrammingに関する最新の実験データでゆったりとしたクリアな話しぶりで感銘を受けるtalkだった。

 次回の大会は2009年9月に英国エジンバラで行われる。大会委員長に指名されたMFさんは私と同年代。大役を引き受けて心配事は多いだろうが人望の高い彼ならうまくやってくれるだろう。