シンポジウム終了

 一昨日からのシンポジウムが終了した。先ほど祝杯を挙げてから帰宅。

 今回は新しい方法論を探るという目的でgemonics, イメージングなどの新しい技術と、発生学のコンセプトを見直すきっかけになりうる実験的および理論的なアプローチ、はたまた進化までを取り混ぜてブレーンストーミングを図るという試みだ。下手をするとごった煮でかみ合わない恐れもあったのだが優れた演者と熱心な聴衆に恵まれてとても刺激的な集まりになった。海外の参加者も楽しんで刺激を受けてくれたようで主催者としても喜ばしい限りだ。

 よかった理由としては招待講演者と一般参加者が単に発表するだけではなく専門分野外の話にも熱心に耳を傾ける優れた聴き手であった事、トピックの選定と組み合わせを類似の話が続かないように配置して変化がついたこと、そして講演を二演題ごとに30分の休みを入れて余裕を持たせたことなどがあげられる。また何よりも4人のオーガナイザーの人脈を駆使して、普段は決して出会わないような演者の組み合わせが実現することで、知的好奇心が奥底から揺さぶられるような体験をすることができた。献身的なサポートをしてくれた事務スタッフに感謝。