嵐の運動会


 天気のはっきりしない一日だった。小さな寒冷前線がひっきりなしに通過しそのたびに小雨がパラついて、合間には晴れ間が覗く。親たちは傘をさし、校舎で雨宿りが出来たが子供達は上着を羽織るだけ。こんな時に運動会をどう進行させるかは判断が難しい。中断とグラウンド整備を挟んで何とか全種目をこなすことが出来たのは先生方のおかげだった。