帰国

 今朝関空着の便で帰国。旅行中には特に問題はなかったのだが帰国便でトラブル発生。バルセロナ発のアムステルダム行きの便が定刻どうりにターミナルを出た後で突然停止した。うとうとしていて状況を把握していなかったのだがそのうちに機長のアナウンスがあった。「乗客の一人が上機後に席を立って行方がわからないので探しています。」。そのうちに乗客のいかつい体格の男が数名が席を立ち、横付けされたタラップから下りていく。どうやら何らかの理由で退去させられているようだ。やがて機長が、「不明だった人は警官に取り押さえられたのでまもなく出発できます」ですだって。後は特に混乱はなく出発した。これはなんなんだ?

 このおかげで二時間近く遅れてしまった。アムステルダムでの乗り換えが1時間に縮んでしまったが無事に乗り継ぐことが出来た。

 それから10時間余りのフライトは東欧と中央アジアを横断し最後は朝鮮半島のソウル上空を越える経路で関空にたどり着いた。往路とは違って38度線すれすれを飛ぶ航路だ。半島の情勢は落ち着いたのかと思っていたら早速に「北朝鮮6カ国協議に復帰」のニュースが流れてきた。

 関空につくとまたまたトラブル発生。トランクが出てこない。アムスでの1時間の乗り継ぎに間に合わなかったのだ。明日届けますから、と言う言葉を信じることにする。そのまま高速船で向かう。神戸空港までを30分で結ぶというスピードは確かに速い。でも船内はうるさく、波が高いとゆれるだろうな、と思った。大阪湾は至る所に船が浮かんでおり大混雑状態だ。空港からラボに向かい8時まで仕事。あわただしいが価値ある一週間だった。