シンガポール

 出張で関空から6時間飛んでやってきました。南海のマレー半島の突端にある近代都市。空港からタクシーで走るハイウェイの両脇は高層のアパートが建ち並び町並みはきれいに清掃されている。人工の密集度とそれに裏腹の清潔さに驚く。

 夜は私の研究室出身者の彼に案内されてフードコートのようなところで食事。とても辛いのだがおいしい。そして食事の後は念願のドリアンとご対面。

 香り立つ匂いに最初から圧倒されたがおそるおそる食す。柔らかく、繊維質の混じる微妙な味わい。好きになれるかどうかはこの初対面ではわからず、くせになるという味わいの片鱗を予感しただけに終わった。南国の味覚は奥が深いということだ。この味わいを反芻して次の機会に自分の反応がどう変わるのか、待ってみよう。


 白いトレイにのせられるとなんだかとても生々しく、とても果物という感じはしなかった。