合格ラインがやってきた!

春の中間テストが終わった頃にうちの息子が突然「演劇部に入るから保護者の許可をくれ」といいだした。どんな風の吹き回しかと思っていたが瞬く間に学校のバザーでの初公演。この演劇部は高校一年を筆頭に中一までの部員で構成されている。演劇マニアとも言える生徒から幽霊部員(?)までいろいろのようだが熱心な先生のご指導もあってみんな楽しそうに演じていた。もとの台本を脚本家が書き直して出演者を増やしていた。「ビリー」は怪演だったのだがおぢさんには「サークル!サークル!」といわれても最初はなんの事かさっぱりわからなかったぞ。点数でクラスだけではなく人間関係までも振り分けられる学校、というのがテーマで、演じる者たちにいろいろ考えさせる台本だ。30分足らずの公演なので劇のテーマと背景をあらかじめ説明してから演技に入るようにすれば観客も素直に劇の世界に入っていけると思います。

 高校生の演劇経験者はさすがに発声もしっかりして声が良く通る。また中学校の新入生といえば高校生に比べて体格も顔つきもずいぶん違うのだがみんなとてもいい演技だった。こうやって大勢の観衆に見守られ、身体と心を鍛錬することで成長するのだな。次の公演も楽しみです。

 皆さんご苦労様でした!