パイネトレッキング 5 (11/11)-ペオエ湖から国立公園本部まで


週刊天気予報
 この日は最終日.当初の予定にはなかったがペオエ湖から南下して国立公園本部までの5時間の道のりを歩くことにした.山道ばかりではなくパンパの平原を動物を探して歩くのも良いと思ったのだ.帰りのバスが公園本部を出るのが午後1時.コースタイムは5時間.1時間の余裕を持つために7時発を目指す.前日のような体調では心配だったが腰に貼った湿布薬(モーラステープ)とバッファリンが良く効き快適に目覚めることができた.六時半に起きて簡単な朝食をとってから実際に出発したのは7時20分.この日も雨だが幸い風は弱い.


強風のため歪んで育った樹木

 トレールはペオエ湖畔を小さなアップダウンで進み南側の湿原に至る.この地帯は鳥が実に多い.最初は黙々と歩いていたがとうとう雨と時間を気にしながらカメラを出すことにする.

 時間をかければいろいろな鳥に出会えるだろうにとても残念だがこの湿原を後にする.やがてグレイ川に出会い、しばらくしてキャンプ場.ここまででほぼコースタイムどおり.ここからは開けたパンパの平原を一直線に平坦路が続く.道草をとる理由もなくなり、追い風にも助けられ、12時半には公園本部に到着.この日はずっと雨の中の歩行だった.

5時間行動、17.5km歩行

 バスを乗り継いでプエルトナタレスに戻ったのは5時頃だった.夜はまたあのこじゃれたイタリア料理店に入りピザを一枚平らげる.そのうちタツロー君とオランダの女の子が合流してワインをたっぷりいただいた.このお店はアンティークを上手に使った装飾と、ピザ職人の働きぶりを目の前で見れること、それから新鮮な野菜を使った料理がナイス.満員で行列ができる繁盛ぶりだった.