澄んだ空

Agathaの夫
 NHKで「名探偵ポワロとマーブル」と題するアニメをやっていた(5/15が最終回)。番組の終わりに原作者アガサ・クリスティーの個人的なエピソードを紹介するコーナーがあり、ある時アガサの夫 Max Mallowan 氏の紹介があった。MaxはAgatahの二人目の夫で考古学者で中近東を主なフィールドにしていた。興味を持って調べたところ、14才年下だったMaxについてアガサはこう語ったそうだ。

Of her marriage the writer told reporters: "An archaeologist is the best husband any woman can have. The older she gets, the more interested he is in her." (http://www.kirjasto.sci.fi/christie.htm)
 アガサは自らの結婚についてこう語った「女性にとって考古学者ほど夫にふさわしい職種はない。女性が年をとればとるほど彼にとっては興味が増すのですから。」


もしアガサが第三の夫として生物学者を選んだならばこういったに違いない。

生物学者と結婚することほどすばらしいことはない。彼は生物界のあらゆる結婚のかたちを学んだ後に人間の女と結婚することを選んだのですから。


もちろん私はカマキリの女と結婚することは選ばなかった。


さてNHKの番組で紹介されたAgathaが夫について語った言葉は、

イギリスの男の関心の第一は仕事、第二はスポーツ、そして第三番目にやっと妻が来るのだ。


これを聞いていた妻子共は一斉にこちらを向いて「お父さんの事みたい。妻も子供もほったらかし!」と口々に非難を浴びせ始めた。


私はもとよりこのような非難に動じる事などない。


それよりも自分がとうの昔から伝統的イギリス紳士の信条を実践していた事を知り大いに意を強くしたのである。