Daphnia君のコメントはここ

Daphniaの君 『え〜っと、直々にご指名を受けた訳ですが、実は私のブログはmixiというソーシャルネットワークに置いてありまして、紹介を受けてこのネットワークの会員になった人達しか見られないんですよ。ということで、私から先は地下に潜ってしまいますので、取り敢えずこのコメント欄でお答えさせていただくということでご容赦をば。

1. Total volume of music files on my computer:

18.8G (ほとんどがAIFF形式のファイルなので容量食ってます)

2. Song playing right now:

今日の行き帰りにカーステレオで聴いていたCDですが、

Birds of Fire / Mahavishnu Orchestra

ジョン・マクラフリン(g)率いるマハビシュヌ・オーケストラの2ndにして最高傑作の誉れも高いアルバム(1973年発表)から、そのタイトル・チューンです。ヤン・ハマー(key)、ビリー・コブハム(ds)、ジェリー・グッドマン(vln)、リック・レアード(b)というテクニシャン達が変拍子バリバリの強烈な演奏を繰り広げていますが、これを高校時代に初めて聴いた時は文字通りのけぞりました。これまではずっとLPを愛聴していましたが、最近ソニーのJazz Masterpieces 1500シリーズの一つとして廉価盤で発売されましたので買い直しました。好みは別れるところだと思いますが、音の分離もかなり良くなっていますね。

3. The last CD I bought:

LIVE 1974 - 2000/ ARTI & MESTIERI (2CD)

ものすごい手数で叩きまくる超絶ドラマー、フリオ・キリコを擁するアルティ・エ・メスティエリは、1974年に「TILT」というアルバムでデビューしたイタリアのプログレ・バンドです(ジャンル的には恐らくジャズロックになると思いますが)。何度もメンバーチェンジ、解散&再結成を繰り返してきた彼等ですが、そのデビュー直後のライブと、再結成後1999/2000年のライブ録音を収録したのが本作。音質は決して良くないですが(恐らくカセットテープがマスター)、1974年の若さで押しまくるような勢いの荒々しい演奏は本当に素晴らしいです。上のマハビシュヌ・オーケストラもそうですが、バイオリン奏者がメンバーに含まれており、これがまた非常に良い味を出しています。ちなみにこのバンド、先日デビュー30年目にして初来日を果たしまして、私も川崎クラブチッタにおけるライブを観てきましたが、演奏時間が2回のアンコールを含めて何と約3時間!ものすごいハイテンションな素晴らしい演奏で、完全にノックアウトされました。オリジナルメンバーはドラマーとキーボーディストの2人だけでしたが、50歳を越えてこれですかい?と、もう「人種が違う」としか思えませんでした、、、

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me:

う〜ん、5曲だけを選ぶというのは非常に難しいのですが、一応トライしてみます。

(I) Close to the Edge / Yes (「Close to the Edge」収録)

名盤「危機」のA面を占める18分強にも及ぶ一大叙情詩。このような曲の長さにも拘らず冗漫な部分は全くなく、緊張感に溢れた曲展開、分厚いコーラスを含めた完璧な演奏、そして少々難解ながら示唆に満ちた歌詞(ヘルマン・ヘッセの書いた「シッダールタ」という本にインスパイアされたらしい)、全てが素晴らしいです。おまけにこれをライブで完璧に再現してしまう彼等の演奏能力の高さには脱帽です。個人的には中間部に挿入されるリック・ウエイクマンによるシンフォニックなオルガンの音色には何時も心が激しく動かされます。「プログレ」に嵌るきっかけとなったのはこの曲でした。

(II) Thank You / Led Zeppelin (「Led Zeppelin II」収録)

個人的にはLed Zeppelinを入れない訳にはいかないってのはあったのですが、どの曲にするかは本当に迷いました。とりあえず中学時代から歌詞を含めて大好きだったこの曲にしておきます。スタジオバージョンも良いですが、正直な気持ちを書くと、この曲の本領はライブで発揮されるように思います。ライブではジョン・ポール・ジョーンズの弾く長いオルガンソロがフェードアウト気味に終わったところに、この曲のイントロが静かに入ってきて、その後一気に大迫力の演奏がスタートするのですが、この部分は何時聴いても鳥肌ものですぞ、、、

(III) Spread Your Wings / Queen (「News of the World」 収録)

世間的に知名度の高い”We will Rock You”と”We are the Champions”が収録されてることで有名な同アルバムですが、個人的には今回のポール・ロジャースをボーカルに迎えた再結成に参加する事を拒んだベーシスト、ジョン・ディーコン作のこの曲が一番好きです。何故かベスト盤などには収録されないのですが、隠れた名曲です。歌詞の内容も何だか現在自分のおかれた境遇と共通点があるような気がして泣けます。

(IV) 「The Dark Side of the Moon」/ Pink Floyd

私の中ではこのアルバム「狂気」は全体で一つの組曲という位置付けなので(笑)。21世紀版”LIVE AID”といえるイベント、”Live 8”において遂に(!)ロジャー・ウオーターズを含めたラインナップで登場する事が決定した(ちなみにこのイベントの模様は、日本ではCS/CATVのFUJI 721で放送されます)、ピンク・フロイドの大名盤です。オープニングの”心音”から、ラストの”心音”まで一瞬たりとも緊張感の途切れない、文句の付け様のない素晴らしいアルバムです。こぼれ話を一つすると、岩波映画から発売されていた(いる?)「ウニの受精と発生」という教育ビデオには、何故かピンク・フロイド風の曲がBGMとして大量に使われていて、知っている人間はかなり笑えます。

(V) 盆回り/ザ・ドリフターズ? (「ザ・ドリフターズ ベストコレクション」収録)

この曲は「8時だよ!全員集合」のオープニング・コントが終わって最初のゲストの歌が始まる前のセット・チェンジの時に流れていた曲です。実は私の携帯の着信音もこの曲なんですが、私の原点はやっぱりこの辺にあるような気がします、、、ちなみにこの曲はこのCDが初収録らしいですが。いよいよ迫ってきた「8時だよ!全員集合」第2弾DVD-BOXの発売を親子で心待ちにしている今日この頃です。

Jeff Beckの約4年半振りの日本ツアーがもうすぐ始まります。今回は7月2、3日の東京国際フォーラムのライブを観に行く予定です。特に3日のチケットは4列目という超良席なので楽しみです。じっくり堪能してきます。それでは失礼します。』(2005/06/22 02:10)