建築の楽しみ

 今日は子供の学校でバザーが催されたので行ってきた。私は買い物ではなく建物と周りの自然を眺めてきた。日差しはもう夏。しかし蝉の声はまだ聞こえない。先日のヒルクライム大会の折りには6月初めだというのに河口湖(標高1000m)でも蝉は鳴いていた。どうなっているのだろう?

  • 高台にあるこの学校には立派な講堂がある。それがここ

    • 自然光がたっぷり入り、気を落ち着かせてくれる。電気の照明ではこうはいかない。

    • 廊下。向こうに自然光のホールが見える。蛍光灯は目立たない。この学校はとてもきれいで訪問された方はみな驚かれている。それもそのはず、1100名の生徒が交代で毎日清掃当番(トイレまで!)を務めているのだ。
  • その後、近くにある安藤忠雄氏設計の有名なマンションに入らせて頂く機会を得たので内部をじっくり見学させてもらった。安藤建築の売り物であるコンクリート打ち放しの壁が幾何学的な線を構成して、陽の光を反射して輝く。コンクリートの無機質感を常緑の植え込みが和らげる。人の住まいでありなおかつ巨大な建築作品であるこのこのマンションの手入れはとてもよく行き届いており、安藤氏の作品を末永く残すという気遣いが感じられた。

 いいものを見せてもらった。

    • エントランスから見上げた建物


    • 平面と曲面、光と影がうまくマッチした光景