原田和男《ΣΙΔΕΡΟ ΗΧΟΣ−鉄の響−》

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http://artshore.exblog.jp/2981934/


 県立美術館での展示。金属製のユニークな楽器の展示。自分でさわって音を出すことができるのでとても楽しい。また一部にはモーターで作動して音を出し続けるものもある。打楽器版オルゴールといったところだろうか。しかし違うのは偶然に任せて音が出るように仕組まれているところだ。

特に感心したのは
KALEIDOSCOPE(カレイドスコープ〔万華鏡〕) 2003
手回しで音と万華鏡の二重に楽しめる優れもの。

ΑΡΠΑ ΝΕΡΟ(アルパ・ネロ〔水のハープ〕) 1989 鉄・ステンレススティール ほか
使い方は一見してはわからない。弓で弾くのだが音の出し方がわかると様々な響きがでてきてとても面白い。大の大人を虜にする魅力がある。

大体の作品は偶然任せで音程までは調節していないのだが、ひとつだけブルースの音階がでるものがあった。音楽家がどう使いこなすか、聞いてみたいものだ。

・・・と思っていたらやっぱりというべきか打楽器奏者の神田佳子さんも所有しておられるそうだ。