昨日に引き続き今日は小学校で参観日。三年生の教室は騒がしいが1−2時限目をいろいろ面白く参観させて頂いた。
理科の授業
生物の授業で昆虫を取り扱った。先生がまずモンシロチョウを題材に身体の構造を説明する。内心では「オレは虫博士だ!」などとつっこみを入れながら聞いていると、「これが触角、脚は6本、羽は4枚・・・。」、と説明が始まる。うーん、こうして生物のボディープランを学ぶのだ、などと感心しているうちにバッタ、セミ、クモ、カブトムシなどの絵が次々に現れ、そのたびに「これは昆虫でしょうか、昆虫じゃないでしょうか?」と聞いてくる。ダンゴムシの絵が現れて、先生が「これわかる人?」と尋ねるとすかさず立ち上がった男の子。
「ダンゴムシはセッソクドウブツです。」
教室中はなんのことはわからずぎょっとする。
一瞬たじろいだかに見えた先生は返す刀で、「どうして昆虫でないとわかるのですか?」と聞き返した。
その男の子はちょっと返答に困った様に見えたのだが先生がすかさず「昆虫は脚が6本です」とフォローして授業はつづいた。
その子は虫博士と呼ばれているらしい。
男の子は落ち着かない
後ろから見ているとよくわかるのだが授業中落ち着かないで隣の子と遊んだり先生のいうことを聞かずに歩き回る子がいる。それらはほとんどといって良いほど男子ばかりだ。この時期にあれだけはっきりした行動の差が出るのはやはり男女の性差が反映しているのは間違いない。この行動の差が今後に男女のどのような性差に結びつくのかがわからないが性差を理解して扱いを使い分けないと先生にとっては大変だろうな。
お母さんは落ち着けない
参観日では保護者の行動も見ていて面白い。
- 習字の時間、突然教室の前の方に現れて自分の子供の筆をもって指導をはじめる人。
- ドアの外から子供に向かって身振り手振りでなんだかサインを送っている人。子供に話が伝わらないのか、いうことを聞かないのか、だんだん表情が険しくなってコワイ顔になってきた。
- 隣のお母さんと授業そっちのけでおしゃべりに夢中の人。そんなに話すことがあるなら外に行ってくださいよ。
休み時間
短い休み時間の間には次の授業の支度をする。で、時間がある子は思い思いに時間を使う。教室には本棚があって、うちの子はそれを読んでいたのだが隣の子が開いていたのはなんと聖書。そういえば今日は日曜日、礼拝の日でしたね。そして聖書を閉じたと思ったら次に開いたのが分厚いハリーポッターの本。本好きはこの年齢から育つのだろうな。
感想
授業中もお構いなしに先生に話しかけたり歩き回る子もいる。隣の音楽の授業からは大声の合唱が聞こえて来るのだ大声を張り上げないと行けない。立ちっぱなしで体力もいる。うちの子供はこのベテランの先生をとても信頼している。いろいろな性格な子供を相手ににこやかな笑顔を絶やさない先生は偉いものだ。感謝です。