加古川の河口

最近の週末の定番行事はロードレーサーにのって遠乗りすることだ。


 先日、季節風の吹きまくる寒い日曜日、家を出て西に向かった。気力・体力がいまいち充実しない最近は2号線を明石海峡大橋まで走って海と橋を眺めて引き返す行程が定番だ。この日は橋のたもとでふと「もっと西に行ってみよう」と思い立ち地図もないのにそのまま2号線を走り続けた。比較的交通量の少ない2号線を加古川市まで走り、そこで見つけた讃岐うどん屋で昼食。
そこで引き返しかけたがもう数キロ走ると広々とした加古川が突然目の前に現れた。南を見ると海はすぐそこ。河口付近ではウィンドサーフィンが2隻、季節風に乗ってすごいスピードで水面を滑走している。駐車場で準備をしているサーファーに話を聞くと、季節風の吹き出す日はウィンドサーフィン日和だとか。ただし水面にでられる時間は限られるので良い(強い)風が来るまで待っているそうだ。こんな寒い冬の日に外で遊ぶ物好きなサーファーにサイクリストが出会う、でもなんだかうれしい。往復100km、今度は輪行袋を持って、いけるところまでいってみよう。

 加古川の河口、冬の日にふさわしくさむい駄洒落だと思いつつ職場で使ってみたら笑ってくれる人がいた。人の心は温かいものである。