フラデルフィアならここ、と勧められて日曜の午後いってきた。ホテルから20分ほどの距離なのだがお祭りの行進を見ながらなのでだいぶかかった。アメリカ最大級の美術館という大きな建物に世界各地から集められた美術品が収蔵されている。フラッシュを焚かなければ写真撮影okというのがうれしい。特に気に入ったのがアジアの石仏。
Avalokiteshvara
Avalokiteshvara Bodhisattva/ 観音菩薩
7世紀のクメール王国で作成されたという仏像。厳粛でしかも穏やかな表情。しなやかな体の曲線。いろいろな方向から眺めると表情が変わる。惜しいのは2メートルを超える大きな石像なので真横、上からのアングルで拝むことができなかったことだ。この美術館でも最高級の作品だろう。
正面像
Jina Seated in Meditation
ジャイナ教の聖者マハヴィラ。手足の長さが強調されているが緩やかな体の線が美しい理想的な座り方だ。このように力を抜いてもの静かに座れるようになるにはどれほどの修行が必要なのだろうか。