asahi.com(朝日新聞社):各地で集中豪雨 神戸市灘区、子どもら流され4人死亡 - 社会

 昨日のことだ.雷雨が接近してくると落雷の度に職場の電気系統が一時遮断する.あわてて機器類を落としコンセントを抜いて待機する.そのうちに強烈な雨が降り出した.そのころには都賀川で水難事故がおこっていたらしい.夜にはすっかり雨がやんだ.自転車で帰宅する途中に都賀川の河口がある.周辺は封鎖され、まだ捜索が行われていた.

 今回の事故で安全対策の問題が議論されるだろうが間違っても川への侵入を禁止なんてことにはしないでほしい.六甲山から下る川はいつもな格好の水遊びの場所となるが、豪雨になれば都市部を通過する排水溝となる.川は都市を水害から守る安全弁で今回はそれが十分に機能しただけのことだ.今回の事故は橋の下で雨を避けていて10分間で1.3mも上昇した水位の急激な変化に対応できなかったことに原因がある.子供が濡れれば親に文句を言われるだろうし引率の保母さんには難しい判断だっただろうが、ずぶぬれになってもいち早く高いところへ保育園児を引率するという判断が必要だったということだ。教訓とすべきは雨が降ったらすぐに川から離れるという常識を身につけておくこと以外にはない.

 http://mainichi.jp/select/today/news/20080729k0000m040131000c.html
 上記の記事を見ると十分に危険を理解していたはずの工事現場の現場監督ですら逃げ遅れている.雨が激しくなってからでは遅かったということらしい.常識的な範囲で危険を察知できる状況だったのかの検証が必要だ.