別府史之の筋肉

 前日とはうってかわって寒い朝。おまけに通勤中に雨が降り出しずぶぬれ。帰宅時には更に気温が下がり、大声を上げて気合いを入れなければ自転車にも乗れないしまつ。

 ずいぶん前になってしまったが「情熱大陸」で自転車ロードレースのプロレーサー別府史之が紹介されていた。彼の奮闘ぶりについてはすでに多くのサイトでコメントされており、私も応援する者の一人だ。なので印象に残ったシーンについてだけ述べる。

 それは彼のマッサージのシーン。ロードレーサーはトレーニングやレースの後にマッサージャーを呼んで筋肉を念入りにほぐしてもらい疲労回復に努める。筋肉フェチの私も興味津々で観ていたのだが別府選手の筋肉は他の選手(エリック・ツァーベルなど)に比べても格段に柔らかい。つきたてのお餅みたいにマッサージャーの手の中でふわふわなのだ。スポーツ選手は隆々とした筋肉を想像するがロードレーサーはパワーと持久力と軽さのバランスで筋肉の質と量が決まるので一流選手(やせて軽量)は柔らかく細い。別府選手にはマッサージャーもほめていた良質な筋肉でますますの飛躍を期待したい。

 その後、整体に行った時の会話。整体師曰く競輪選手などでも体の手入れに金をかける人はあまりいないらしい。プロ野球やJリーグでもチーム専属でマッサージャーを雇っているところは見られなかった。もちろん一流選手は個人でトレーナーを雇っているだろうが、チームの方針として特に若手選手の体をケアして管理することは大事だと思うのだが。