推薦状の頼み方

 頼まれる側としてこうしてもらいたいと思う頼み方をまとめておく。
 以下の点を明確にする。

  1. 推薦状の目的。応募目的(就職、ポスドク)、応募先(研究分野、会社、大学、外国)などによって要求される情報は異なるし書き方も変わる。なのでどのような目的の手紙が必要なのかを明確にすべき。「この要項に従って書いてください」を言われて長文の応募要項を渡されて難儀する事は困るのだ。
  2. 期限。推薦状は優先して取りかかる事が多いのだがそれでも三日後が締めきり、といわれても困る事がある。最低2週間の猶予はほしい。
  3. 宛先。誰に対して、どういう形式で(メール、手紙、ファックス)送れば良いのかを明記する。
  4. 応募者の情報。改まって書面に書くとなると身近な人物ですらその経歴を正確に知っていない場合がある。ましてや大事な書類で間違いがあってはならない。履歴書、論文リストと主な論文のコピー(PDF)はあらかじめ渡してもらいたい。普段接していない人の場合は直接会うか電話で話をして本人に対する認識を新たにしてから書くことにしている。
  5. 応募に対する真剣さを明確にする。推薦状はそろったのに肝心の応募書類が間に合わなくて出願できなかった。なんて事がありました。